孤高をめさず。でもいいじゃない?
新学期が始まりました。
夏休みに入ってから、そして昨日今日とNHKでは不登校やいじめにまつわる
番組をたくさん目にしました。
わたくし、いじめられ経験者です。そして、一時いじめる側にまわった事もある。
番組を見る気はなくても、見てしまう。そういうタチです。
人間関係を形成しようとするとき、異常なまでに気を遣う癖がついております。
そして、とても疲れやすい。そして、いつも「今日のあの発言は、まずかったかも。
また、シカトされてしまうかもしれない。。」とおびえる癖もついている。
先日、たまたま見かけたある不登校の番組。
学校に行かない選択をして、違う形のスクールに通う子供たちを特集していました。
その番組の中で、不登校を経験し、別のスクールに通い、生き生きと毎日を過ごせる
ようになり、そして今ではキラキラしている少年が言っていました。
「それでも、自分の気持ちを打ち明けられる人がいたほうがいい。」
不登校であまり楽しくない時を経験した少年が、ここまでの事が言えるように
なるってのは、素晴らしい。よくやった!という気持ちもありつつ、
一方で、この一言にもうじき50歳のおばちゃんが、ガーーーンとなったのは、
恥ずかしながら事実です。
打ち明けられる人がいたら、もちろんいいと思います。が、なかなか、うまい具合に
そうなれない。出会っても、相手に感謝をしつつも関係を維持していくのが苦しい。
そう、良いコンディションの関係ですら、維持しようと異常な努力してしまう癖がつ
いている。そして、逃げたくなる。
そして、少年の言葉がこうもガーーーーンと響くということは、私は小学生のところで
何かしらの時が止まっている可能性があるのかもしれない。。
それはそれで、ガーーーーン。
しかーし、色々な経験を積んできたおばちゃんは思うのです。
ガーーーンは、ここでひとまずフタをしちゃって、そんなことより自分が楽しくて
快適に過ごせる方へ、すべてをシフトしちゃえ!と。
「悩みを相談できる人とか、いなくても、ま、いいじゃ~ん」
「一人だって、楽しむ方法はあるかもしれない~」
「孤高をめざしちゃうって事にしちゃってもいいじゃ~ん」
「自分が気持ち的に苦しい上に、自分を責めちゃう感じだったら、
その場から一先ず逃げちゃえ~」
「心も体も元気になってからまた考えようぜ~」
ぐらいの心持ちで、とりあえず楽に生きといたらいいんじゃないかなぁっと。
だいたい、不登校って言葉が気に入らない。
まるで登校してなかったらアウトみたいに言葉が強すぎる。
(発達障害とか、障がい者とか、いったいだれからの視点での定義やねん?
社会の在り方の問題とちゃうんか~い!)
↑気分を害される方がいらっしゃいましたら、すみません。。
「登校準備中」ぐらいでどお?いや、もう思い切って「休暇登校」。
うーん、いやいや、そんな言葉はいらなくて、
毎日生きてるなら、全員「登校」している事にしちゃっていいんじゃない?
だってさ、義務教育ってさ、基本的に辞められない前提で成り立ってるじゃない。
しかも、誰でも行く学校を選べるっていう環境でもないし。
猛烈にしんどくて辞めたいのに、辞められないって、けっこうキツイぞ。
会社入ったら「もう退職することはできません」って誓約書にハンコ押させられたら、
どうする?それだけで、すごいプレッシャー。
とにかく何にしても、真面目に考えるはご法度だと思うのよね。
しんどい時に真面目に考えだしちゃうと、ドツボにはまってしまい、なぜだか
余計に苦しい方に走りがち。
苦しい時って、山登ってるような感じだと思うのよ。それも結構険しい山。
頂上が見えない山。で、登りたくて登ってる山じゃないのよ。
なのにね、頂上までいかねば。楽に登れる方法はないか。山を平らにする方法は
ないか。装備がたりないから、登山中になんとか手に入れる方法はないか。
山を登る意味は。とかね、そんな感じの思考スパイラルに入りやすい。
そうじゃなくってね、そいうい時は、
とりあえず下山しちまうんだ!
しかも、ゲラゲラ笑いながらね!
そして、荷物が重たすぎるなら途中ですてちまえ~。(でも、命を守る事が
確実に大事だから、水、食料、防寒着は装備は頑張って持っていこう。)
え?でも、捨てちゃったらゴミになるやん? いえいえ、心配することなかれ。
きっと、同じ経験をした事があったりする優しい人が、
「しょうがないねぇ~」って笑いながら、荷物は何とかしてくれるさ。
してくれなかったら、元気になってから自分で片づけに行けばいいさ。
言いたい事を書いてますが、
おばちゃんになった今でも、色々あった事は忘れられんし、今でも色々ありますわ。
正直、10歳の私が今の自分を見たら、
「おばちゃんになっても続いてるんかい~。心折れそうだわ。」って多分言う。(笑)
でもね、楽しく生きるって決めたのよ。
そして、そう思えただけで、ちょっと幸せに近づいたんじゃねか?
それでも、どうしても楽しめない・笑えない事がしょっちゅう起こるわけよ。
それは、それでもういいわ。なんとかしようと思わない事にしようと今、実験中。
実験って思ってるだけで、未来をみてる感じになるし、少しでも希望がもてたら
なんか、ワクワクしながら毎日を紡いで行けそうな気がするじゃん?
と、お家で1人、思うわけです。